そいつはぶつかってきた
髪の毛はボサボサで、歯は欠け落ち、
昔、近所に住んでいた気違い犬のようだった
ぶつかった場所を手で払うと、
小さな光がいっぱい弾け、空に飛んで消えていった
そいつは振り返ると、ニヤッと紫色の歯茎を見せ、
笑ってるのか怒鳴ってるのか分からない口調で言った
「ノロイ奴にだけ、そいつは見えるのさ、
もっとゆっくりやれよ」
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